IT導入補助金2025のチラシが中小企業庁より公開されました。
基本的には、IT導入補助金2024が引き継がれますが、現状で明らかになっている変更点を以下で紹介いたします。
最低賃金近傍の事業者について、通常枠の補助率が2/3に拡大
IT導入補助金2024では、通常枠の補助率は1/2でした。
IT導入補助金2025では、最低賃金近傍の事業者に該当すると通常枠の補助率が2/3引き上げられます。
「最低賃金近傍の事業者」とは、「3か月以上地域別最低賃金+50円以内で雇用している従業員数が全従業員数の30%以上であることを示した事業者」のことを言います。
パート・アルバイトの従業員が多い企業などで対象になる場合があります。
通常枠およびインボイス枠（インボイス対応類型）で補助対象経費が拡大
従来の経費に加え、保守サポートやマニュアル作成等の費用などの「導入関連費」や、IT活用の定着を促す導入後の「活用支援」なども対象となります。
ITツールを導入して終わりではなく、長期的に活用していくための体制が整えられることが期待されます。
セキュリティ対策推進枠の補助額・補助率が拡大
セキュリティ対策推進枠について、補助額の上限が100万円から150万円に拡大されます。
また、同枠において、小規模事業者の補助率が2/3になります。
昨年のIT導入補助金は、2月頃から申請開始となりました。
IT導入補助金2025も同様のスケジュールになることが予想されます。
導入したいITツールがある企業や、ITツールを活用して業務効率化を図りたい企業は、補助金を活用して計画的に導入してみてはいかがでしょうか。
IT導入補助金2025については、続報がありましたらプラットワークスのコラム内で紹介いたします。